公開中の WordPress を丸ごとローカル(バーチャルホスト XAMPP)に落として動かす


 


この記事に向いている人

  • Windows を使っている(私はWindows10を使用)

  • バーチャルホスト XAMPP で WordPress を動かしている

  • 本番の Wordpress を丸ごとローカルに持ってきて動かしたい

  • 本番からローカルに移行した特定の Wordpress だけ動かない

  • XAMPP のエラーログ(error.log)に文言「.htaccess」「suPHP_ConfigPath」がある


手順はおおまかに3つ

  1. 公開中データをローカルに保存する(FTP・phpMyadmin)

  2. 保存したデータをローカル用に変更する(VSCode等テキストエディタ)

  3. 変更したデータをバーチャルホストに入れる(XAMPP・コマンドプロンプト・VSCode等テキストエディタ)


1. 公開中データをローカルに保存する

1-1. XAMPP 用に保存先フォルダを作る

例)C:\xampp\htdocs\wp-test


1-2. FTP で WordPress フォルダをダウンロード

例)「wp」フォルダ内の全ファイルを「C:\xampp\htdocs\wp-test」内にダウンロード


1-3. phpMyAdmin で WordPress テーブルをエクスポート(SQL

  1. 公開中のサーバーの phpMyAdmin にログイン
  2. 該当テーブル名をクリック
  3. 上部メニューの「エクスポート」をクリック。「詳細」にチェックを入れて「実行」


2. ローカルに保存したデータを変更する

2-1. エクスポートした SQL をローカル用に変更

  1. SQL を VSCode で開く
  2. ショートカットキー「Ctrl」+「H」で、検索・置換ウィンドウを開く
  3. 検索に「公開中URL」置換に「ローカルアドレス」を入れて実行、保存
    例)検索https://www.honban置換http://localhost/wp-test
  4. SQLをZIPファイルにする(後のインポートで使います)


2-2. ダウンロードしたデータをローカル用に変更

  1. 「wp-config.php」を VSCode で開く
    例)C:\xampp\htdocs\wp-test\wp-config.php
  2. データベースのユーザー名・パスワードを変更、保存(mynameは例)
    define('DB_USER', 'root');
    define('DB_PASSWORD', 'myname');
    define('DB_HOST', 'localhost');
    

    ※データベース名は XAMPP でデータベースを作成する時に使います


3. 変更したデータをバーチャルホストに入れる


3-1. XAMPP の Apache に作成したフォルダを追加、保存

  1. XAMPP「Apache」>「Config」>「Apache(httpd.conf)」
  2. 下記を追加(wp-test は例)
    <VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "C:/xampp/htdocs/wp-test"
    ServerName wordpress
    </VirtualHost>


3-2. XAMPP の MySQL に 変更したSQL をインストール

  1. XAMPP「MySQL」>「Admin」
  2. データベースを新規作成
    名前)2-2「wp-config.php」のデータベース名
    タイプ)utf8_general_ci
  3. SQL(ZIP)をインポート


3-3. hosts ファイルを変更

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で開く
  2. 下記を入力、実行
    powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "start notepad C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts -verb runas
  3. 「~localhost」下に下記を追加、保存(wp-testは例)
    127.0.0.1 wp-test
  4. コマンドプロンプトで「exit」入力、実行


3-4. WordPress 直下に「.htaccess」がある場合

  1. 「.htaccess」を VSCode で開く
    例)C:\xampp\htdocs\wp-test\.htaccess
  2. suPHP_ConfigPath」の先頭に「#」を追加、保存
    #suPHP_ConfigPath /home/ai114b4pqj/html/admin/
  3. XAMPP「Apache」>「Config」>「Apache(httpd.conf)」
  • 下記を追加、保存(wp-testは例)
    <Directory "C:/xampp/htdocs/wp-test">
      AllowOverride All
    </Directory>


  • ここまでしたら、ブラウザで確認。
    ブラウザを開き、URL欄に下記を入力、実行(wp-testは例)
    アドレスの例)http://localhost/wp-test



    WordPress 管理画面にログインするには
    http://localhost/wp-test/wp-login.php
    の場合が多いです。(wp-testは例)

    XAMPP は適宜、再起動します。
    設定等しても反映されず、エラーになる場合があるので。

    XAMPP のエラーログ(error.log)は
    XAMPP「Apache」>「Logs」>「Apache(error.log)」
    で見られます。


    この記事では「なぜ動かん!」から「あっさり動いた‥」までをきれいにまとめました。


    XAMPP で新規に WordPress を作るなら、みやしもブログさんがわかりやすいです。
     

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