【入稿】Illustrator でトンボ(トリムマーク)とガイドを作る



 


印刷会社へのデータ入稿。

多くは、印刷会社が用意しているテンプレートを使います。

テンプレートがない場合に作るのが、トンボ(トリムマーク)ガイド

簡単ですが「あれどう作るんだっけ。。」になりがちなので、ここにまとめます。


今回、使うイラレは「Adobe Illustrator 2023」。

バージョンは違っても、作り方は大体一緒です。


1. アートボードを作成

メニュー「ファイル」>「新規」クリック。

  1. 「幅」「高さ」は印刷サイズを入力
  2. 「天地左右」は裁ち落としなので「3 mm」を入力
    ※特に指定がなければ 3mm~5mm が標準
  3. 「解像度」は「300」を入力
    ※特に指定がなければ 300dpi で問題なし
  4. 「カラーモード」は印刷なので「CMYKカラー」を選択

「作成」をクリック。 


作成されたアートボードの赤枠は、3mmを入力した「天地左右」です。



2. 長方形を作る

「長方形ツール」>「長方形」を作成。大きさは後で調整できます。

※「ツール」パネルが表示されていない場合、メニュー「表示」で「ツール」をクリックすると表示されます。


3. 作った長方形の大きさを印刷サイズにする

「プロパティ」で「X」「Y」に幅「Y」に「0」「H」に高さを入力。

長方形が印刷サイズになりました。

※「プロパティ」パネルが表示されていない場合、メニュー「表示」で「プロパティ」をクリックすると表示されます。


4. トリムマークを作る

メニュー「オブジェクト」>「トリムマークを作成」をクリック。


天地左右に入った青線が、トンボ。断ち切り線です。

5. ガイドを作る

ガイドは3つ「印刷サイズ」「許容サイズ最大」「許容サイズ最小」を作ります。

2 で作った長方形を選択して、メニュー「オブジェクト」>「パス」「パスのオフセット」をクリック。


「オフセット」に「3mm」を入力して「OK」をクリック。


赤線の上に、青線の白枠ができました。「レイヤー」パネルを見ると、長方形のレイヤーが追加されています。

このレイヤーが、許容サイズ最大。白フチなしで印刷する場合、ここまで塗り足す目安になります。


同じように、許容サイズ最小を作ります。

2 で作った長方形を選択して、メニュー「オブジェクト」>「パス」「パスのオフセット」をクリック。

「オフセット」に「-3mm」を入力して「OK」をクリック。


内側に青枠ができて「レイヤー」が1つ増え、3つになりました。


作成した長方形レイヤー3つ、すべてを選択して、メニュー「表示」>「ガイド」>「ガイドを作成」をクリック。



長方形レイヤーがガイドになりました!



作ったトンボ(トリムマーク)とガイドは、画像などを編集するレイヤーとは別にすると、編集しやすい。

印刷会社が用意するテンプレートでは、別にしたガイドをロックしているので。

同じように、ガイドはロックしておきます。


作り方まとめ

1. アートボードを作成

2. 長方形を作る

3. 作った長方形の大きさを印刷サイズにする

4. トリムマークを作る

5. ガイドを作る

作ったトンボ(トリムマーク)とガイドは別にして、ガイドにロックをかける


以上で完成です!😀


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